屋根の表情を決める、カラーベストの特徴

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カラーベスト

近年、建材製品の品質も随分と向上しています。例えば、従来であれば屋根材には瓦が当たり前でしたが、近頃では化粧スレートを始めとして、金属・ハイブリッドなど実に様々な屋根材が開発されています。ここでは、そんな屋根材の中でも人気の高い化粧スレートのカラーベストについて詳しくご紹介いたします。

カラーベストの特徴

瓦に変わる新素材・化粧スレート

近年、従来の屋根材でもある瓦に代わる新素材として、化粧スレートが多く利用されるようになってきました。ただし発売当初のスレートは、セメントと*石綿が原料となっていたため健康問題**が浮上しました。そのため、石綿を含まないスレートとして化粧スレートが開発されるようになりました。

この化粧スレートは、従来の瓦に比べると重量が約半分なので、家屋への重量負荷が軽減されるというメリットがあります。とくに地震の多い日本では、屋根材の重量が軽い分だけ耐震性能もアップします。そんな化粧スレートの中でも、90パーセント以上のシェアを誇るといわれているのがカラーベストです。

ケイミュー社のカラーベスト

ケイミュー社は、松下電工とクボタの外装事業部が統合した企業です。このケイミュー社が発売するカラーベストは、商品単価が安い上に施工がしやすいということで新築住宅には大変人気があります。そのあたりが、シェア90パーセントという所以なのかもしれませんね。

おまけにカラーコーティングされたカラーベストは、長期間色あせないというメリットもあります。その上、既存の屋根材がカラーベストであれば、比較的リフォーム費用がかからないカバー工法でリフォームが容易になります。

カラーベストのメンテナンス方法と費用相場

カラーベストのメンテナンス方法

カラーベストは、製造時にアクリル塗料などで塗装が施されますが、その塗膜の耐久年数が10年程となっています。そのため10年後も放置したままでいると、劣化状況が酷くなってしまいメンテナンスの際に高額な工事費用が掛かってしまうことがあります。

また、具体的なメンテナンス方法については、塗装工事・カバー工法・葺き替え工事などがあります。ちなみに、塗装工事は塗料を塗り替えるだけなので、カバー工法や葺き替え工事などに比べると工事費も安くなります。そのため、予算に応じたメンテナンス方法を選択することも可能です。

費用相場

カラーベストの塗装工事の場合には、既存の屋根の表面の汚れを落として上塗り塗装をする工事なので30万円からが費用の相場です。

一方、カバー工法になると既存の屋根の上から金属製の屋根を被せるような工事になります。従って、当然のことながら塗装工事よりも費用は掛かります。

工事費用は、50万円からが一般的な相場となっています。さらに葺き替え工事にもなると、既存の屋根を取り外して、防水シートを貼りながら新しい屋根材を取り付ける工事になります。ただし、屋根材の重量が以前と同じになるので耐震性の面でも心配は要りません。工事費用についてはその分より高額になり、70万円からが費用の相場です。

他の屋根材と比較してどう?

耐久性と防水性では?

現在では様々な屋根材が開発されており、従来からの瓦屋根以外にもカラーベストなどのスレート系や金属製の素材、セメント系の素材など全部で4種類程の素材が使われています。そこで屋根材に最も要求される耐久性と防水性の面においては、やはり金属系の素材が圧倒的に有利で施工後20年程はメンテナンスも必要ないとされています。

一方、カラーベストなどのスレート系の素材は10年程経過すると色あせやカビなどが発生するため、見た目が悪くなります。ただし、防水性の面では問題ありません。また従来からの瓦については、暴風雨などでズレやすいので防水効果は若干低いといえます。

総合面では?

住宅の屋根というのは、常に直射日光や風雨にさらされた状態になります。そのためまず第一には、耐久性や防水性などに優れた素材を選択する必要があります。さらには近年地震などの災害が多いため、耐震性にも優れているほうがよいといえます。

そうした様々な面においては、やはり金属製の素材が圧倒的に優れているといえます。中でも近年普及し始めたガルバリウム鋼板は、防錆効果が高いのでメンテナンスも20年周期が相場となっています。一方、カラーベストなどのスレート系の素材は普及率ではトップなのですが、10年周期でメンテナンスが必要なので若干劣っているといえます。

まとめ

現在ではいろんな屋根材が使われているのですが、圧倒的に普及しているのがカラーベストです。それだけ総合面では、屋根材としてのメリットが高い素材といえるのかもしれませんね。

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